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A Child's Christmas in Wales
Wed.04.01.2012 Posted in @Theater

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One Christmas was so much like another, in those years around the sea-town corner now and out of all sound except the distant speaking of the voices I sometimes hear a moment before sleep, that I can never remember whether it snowed for six days and six nights when I was twelve or whether it snowed for twelve days and twelve nights when I was six.


"ぼくが子どもの頃、この海辺の町にやってくるクリスマスは、いつの年も、とてもよく似ていたし、寝入りばなに、かすかに聞こえてくる誰かの話し声のほかは、物音ひとつしなかった。だから、昼も夜も雪が降り続いていたのが、12歳のときの6日間だったのか、6歳のときの12日間だったかなんて、ちっとも覚えていないんだ"



(『A Child's Christmas in Wales』 by Dylan Thomas)




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West 22st。

チェルシーにあるオフの小劇場、The Irish Repertory Thratreは。


小さいけれども、NYでも長い伝統のある小屋で。



その名の通り、アイルランド系の作家の作品や、トラディッショナル劇に意欲的に取り組み続けている。



劇場の中には、二つの舞台が設けられており。

ウェールズを代表する詩人、ディラン・トーマスの同名の原作を元にした、『A Child's Christmas in Wales』は、地下にある、キャパ40人ほどの W.Scott McLucas Studio での上演だった。



12月7日から31日までの限定公演。




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W.Scott McLucas Studioは、本当に小じんまりした空間で。


そもそもが、座席も指定ではなく。

劇場に入った順に、自分の好きなシートを、適当にその場で選んで座る、という。


実に、ラフなシステムだった。




キャストの中でもひときわ長身の彼が立ち上がると、天井に頭がつかえるんじゃないかと思うほど。

小さな小さな、客席と同じ高さのステージの上には、ピアノが一台。


5脚の椅子。
キャンドル、マントルピース。

足元にプレゼントの山が積まれた、美しく飾り付けられたクリスマス・ツリーが3本。



まるで、クリスマス・イブに、懐かしい、旧知の友人の家の居間に招かれたような。



そんな、可愛らしいしつらえだった。







そんな中、キャストが、アカペラで。

劇場の外から。


ウェールズ語で"Deck The Halls"を。

次いで、英語版を歌いながらステージに上がって、ショウがスタートする。





Oer Yw'r Gwy Sy'n Meths Caru
Fa La La La La La La La La La
Hen Fynyddoedd Annwyl Cymru
Fa La La La La La La La La La
Iddo Ef A'u Car Gynhesaf
Fa La La La La La La La La La
Gwylian Llawen Flwyddyn Nesaf
Fa La La La La La La La La La



Deck the halls with boughs of holly
Fa La La La La La La La La La
'Tis the season to be jolly
Fa La La La La La La La La La
Don we now our gay apparel
Fa La La La La La La La La La
Troll the ancient Yule-tide carol
Fa La La La La La La La La La...






ディラン・トーマスの描く、センチメンタルでノスタルジックで繊細で。

どこまでも限りなくPoeticな世界を。



トラディッショナルなクリスマス・ソングと、この芝居のために新たに書き起こされた、jollyな曲の数々で綴っていくショウは。

ホリデイに、いかにもふさわしく。



温かく、コージーで、とてもとても親密なものだった。




キャストと観客が一体となって、一緒にショウを作りあげていく雰囲気があった。



実際に、終盤のクリスマス・メドレーでは、座長である彼の呼びかけに応えて、観客も、歌に参加する。





紅潮した頬に、皆。

少し、照れくさそうな微笑みを浮かべて。





All the Christmases roll down toward the two-tongued sea, like a cold and headlong moon bundling down the sky that was our street; and they stop at the rim of the ice-edged fish-freezing waves, and I plunge my hands in the snow and bring out whatever I can find. In goes my hand into that wool-white bell-tongued ball of holidays resting at the rim of the carol-singing sea...


"クリスマスの思い出は、いくつもの雪の玉となってころころと、英語とウェールズ語をつぶやく海へと転がっていく。雪の玉はみんな、魚も凍えさせる氷の波打ち際に集まってくる。ぼくは雪に手を突っ込み、手当たりしだいに何でも取り出してみる。そして、クリスマス・キャロルを歌う海のそばに眠る羊にように白く、鈴の音の聞こえる思い出の玉の中へ、手を滑り込ませてみたんだ・・・"




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男性は、タキシード。
女性はカクテルドレス。


各々、クリスマスの正装をした5人のキャストが、アップライト・ピアノの周囲に集い。

マイクなしの生声で歌う、過ぎ去った幼い日々の、クリスマスの思い出の数々。





これ以上に素敵なHoliday Seasonのショウが、一体、ほかにあるだろうか。






Take my hand, tomorrow's Christmas
All over the land and cross the sea
Take my hand, we'll all be together
All of our friends, and you and me

Remember the times, the cookies and candles
Remember the years, the songs and tree
And next year again we'll all be together
All of our friends, and you and me

For Christmas past are riches we've gathered
And memories await the good times to be
For here in our hearts we're always together
All of our friends, and you and me

Take my hand, tomorrow's Christmas
All over the land and cross the sea
Take my hand, we'll all be together
All of our friends, and you and me






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Thank you so very much, Howard.






A Child's Christmas in Wales in Concert

Arranged and directed by Charlotte Moore
Cast:Edwin Cahill, Howard McGillin, Ashley Robinson,
Danielle Erin Rhodes, Beverly Ward





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