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万感
Wed.23.11.2011 Posted in 歌舞伎・落語
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数え切れないほど通い詰めた高座で、声が聞こえねぇあんなの噺家の声じゃねぇと言われても、枕が長くて肝心の噺が尻切れトンボで終わっても、どんなに毒舌をふるっても、その真摯で高潔で純粋な魂が放射する眩いほどの輝きに、噺が終わる頃には居合わせた誰もが胸衝たれ、割れんばかりの拍手で会場が大揺れに揺れる。

それが、師匠の高座だった。


高座での最後のお辞儀の美しいことと言ったら天下一品で、板にこうべを垂れ身はあくまでも低く微動だにしないその姿には、落語に対する深い愛情と敬意と謙虚さが溢れていた。あのお辞儀を見るだけ、それだけでも独演会に通う価値が十分にある、木戸銭払って倍お釣りが来る、この人はこの国の至宝だ、大切にしなきゃいけないと心から思った。


握手していただいたときの手の小ささ柔らかさ温かさ、いつものあの苦虫を噛み潰したようなお顔で、でも片頬が嬉しそうに微笑んでおられるのを見逃さなかった、あの瞬間は、今でもわたしの宝物。






尊敬していました。
お慕い申しておりました。
大好きでした。







長い間お疲れ様でした、師匠。









http://www.jiji.com/jc/d4?p=tds123&d=d4_psn

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