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一期一会
Thu.02.10.2008 Posted in 茶道

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「一期一会」という諺は、茶道に由来しています。


てか、千利休の遺した言葉ですね。



茶道は茶筅を振り回すだけのものではない。


・・・というのは、わたくしがしょっちゅうしょっちゅうしょっちゅうしょっちゅう(もういい)
師匠に賜るお小言でございます。

何しろ生来、所作がガサツ故、毎回毎回死ぬほど叱られております。

あんたはまだるい、優雅さが足りないと何度言われたかわかりませんよ・・・。


もとい。

お抹茶を点てる(濃茶の場合は練る)のは、茶の湯のごくごく一部であって。
あのややこしい作法を一通り覚えたからと言って、それ自体は、別にどうということもありません。

まぁ、弟子入りしたからには、そのくらいはできないと、お話にもならないわけですけども。



茶道は総合芸術です。




茶道具や掛け軸、香に花。
和歌に着物、建築、室礼、菓子、懐石、文学、芸能、歴史。

およそありとあらゆる分野に関しての知識と教養。
そして、美を愛でる「眼」と「心」を要求されます。


かといって、別に難しいものではない。


なぜなら、その基本にあるのは、あくまでも、思いやりというか。

要は、もてなしの心だから。


つまり。


『あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ない。
たった一度きりのものです。

だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』



この「一期一会」というのがあくまでも。

茶道の心得であり、核なんです。


人に心地よく過ごしてもらうためには、まずは自分を、常にニュートラルに。
出来うる限り、良い状態に保っておかなければならない。

自分に対して手を抜いているときは、人をもてなすことなんて、とてもとてもできませんから。

だから、自分を大切にする。
そのための手間と努力を惜しんではいけない。

考えてみれば、ごくごくアタリマエ。

いたってシンプル、かつ普通のことなんですよね。


でも、この世知辛い日常では、ともすると忘れがちなことでもあるので。


茶道の稽古は、わたしにとっては、定期的に。
自分の「今」のコンディションを確認するための、良い機会になっているようです。

sadou2.jpg




いいもんです、茶道。
って、その良さがわかってきたのは、結構最近だったりもしますが。

海外に頻繁に出かけるようになってからかもな、もしかしたら。


なんかこう、ジワジワ効いてくるんですよね。
足元から。



・・・実はね。

色々な場面での、アドリブの訓練にもなりますよ。



内緒ですけどね(笑)


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comments

勉強になります。

ここに書かせていただくのは二度目ですが、
もしかしたらこちらのほうを先にお読みになるかもしれませんので・・・
改めまして・・・初めまして!
きゃろと申します。
私は接客業をしているのですが、
MARI様のこのブログを拝見して本当に考えさせられ、
思わずこちらへ書かずにはいられなくなりました。
『人に心地よく過ごしてもらうためには、まずは自分を、常にニュートラルに。
出来うる限り、良い状態に保っておかなければならない。
自分に対して手を抜いているときは、人をもてなすことなんて、とてもとてもできませんから。
だから、自分を大切にする。
そのための手間と努力を惜しんではいけない。』
・・・忘れていた・・・と思いました。

最近は悩むことも多く、
なげやりな気持ちになったりもして、
それに伴って仕事ももしかしたらおろそかになっていたかもしれません。

手間と努力をおしまず、
私ももう一度頑張ってみます!

MARI様のブログに出会えたことに感謝です!

きゃろさん

こちらでもはじめまして。コメントありがとうございます。

人生色々ありますから、いつもポジティブな状態ではいられないですよね。
仕事がおろそかなんて、そんなのわたしなんかしょっちゅうですよ。だって人間だもの(笑)

まぁでも、せめてね、心意気だけは忘れずにいようと。
そういうことなんです。

最終的に自分を大切にできるのは自分だけですから。
ネガティブ・モードになっていると負を引き寄せるし、周りの方々の気分も害するしで、いいことないですね。
できる限り自分をフラットに保つことが、結局は自分を愛してくれる人々への思いやりになるんだな、と。

でも、わたしがそう思えるようになったのはごく最近のことです。
友人達や師匠や、それこそハワードもそうですが、彼らが身をもってわたしに教えてくれたんですよ。

心意気・・・
そうですよね、心意気ですよね。
私もいつもポジティブ!はちょっと厳しいですけど、
何があってもドンと落ちついて物事を受け止められるように、
日々自分を良い状態にもっていこうと思います!

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