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3月~4月に観た映画
Sun.01.05.2011 Posted in Movie

英国王のスピーチ ★★★★★
BLACK SWAN ★★★
ザ・ファイター ★★★★★
トゥルー・グリット ★★★★★






『英国王のスピーチ』(The King's Speech) ★★★★★

リンク先参照。



『BLACK SWAN』 ★★★

NYで鑑賞。

サイコ・サスペンスというには捻りが足りず、ホラーというには中途半端な。。。
なんだこりゃ新手のコメディか?みたいな。


てか、まんま山岸涼子の世界。
(実際、同名の作品あり。しかも本作と同様、バランシン絡みの話)

アロノフスキー監督は、まさか彼女の作品を読んではいないだろうけども(わからんけど)、"黒鳥"というテーマに、アーティストがインスパイアされる気持ちはよくわかる。
というか、納得できる。


お話としてはごくごく普通。

要するに、妙齢の女子の性的抑鬱と、アーティストとして脱皮したいができないでいるジレンマを描いている。


先の山岸涼子の作品と、テーマとしてもほぼ同質。
ただし、こちらは男性目線、というだけの話。

男性目線であるからして、ナタリー・ポートマンの鬱屈ぶりが割と素直・・・というかシンプルで。
その点で、どうしても深みに欠ける。


なんというか、ここらあたりが男性の想像力の限界かな、と思った。


パラノイアに陥っていく主人公の心理を、なんでもかんでも性的なフラストレーションに置き換えるその単純な発想は一体何なんだ。
アンタはフロイトか?


実際は、この年代の女子の内面って(アーティストであればなおさら)、もっと、ずっと複雑というか・・・。
ドロドロといういか。

要は、こんなものじゃないというか。

ああわかっちゃいないな、というか。


まァ、所詮はアロノフスキー監督なので。。。
この人、いつも、哲学っぽい語り口で迫ってくるんで、皆、うっかりだまされているけど。

本質的には結構おめでたい、ごく素朴かつわかりやすい人だと思う。


演技的には、ナタリー・ポートマンはとても良いんだけれども、個人的には、ライバルのダンサーを演じたミラ・ニクスの小悪魔的な魅力の方が好み。

ヴァンサン・カッセルがバランシン(をモデルにした芸術監督)役。
愛くるしい白鳥ナタリーを、ここぞとばかりに触りまくっておりますが。

わたしに言わせりゃ、こんなもん、芸の上ではセクハラのうちに入らん。


甘い。



あと、ウィノナ・ライダーが良かった。
ナイス・キャスティング。

彼女には、この出演をきっかけに、是非復活をしてほしい。




『ザ・ファイター』(The Fighter) ★★★★★

クリスチャン・ベールが素晴らしい。
これでオスカーを撮れなかったらウソだろう。

ジャンキー役のためにガリガリに痩せこけて、後頭部を剃った彼が冒頭出てきた途端。
只者じゃないオーラが、スクリーンを覆った。

その後は、彼の一人舞台。

とにかく、本作の彼の演技はブリリアント。


実話を下敷きにした話。
エンドロールにモデルになった兄弟(すっかりじいさん)がちらっと出演しているんだけども、兄貴の方のしゃべり方が、もうもう、クリスチャン・ベールにそっくりなのだ。

てか、クリスチャン・ベールが彼そっくりってことなんだけど。

いやいやいや役者って凄いと、映画では久々に魂消た。


良いものを見せていただきました。



メリッサ・レオのモンスター・マザーっぷりも良かった。

こういう母親って、結構どこにでもいますが。
日本にも、そりゃもう山ほどいてますが。

自分だけはそうじゃないと、100人中100人が、きっと。
ゴリゴリ主張するんだろうなァ・・・。


ディッキー&ミッキー兄弟の姉妹(一体全体何人いるんだ?的な数の多さ。ネズミの一家か!)の、揃いも揃ってプア・ホワイトな外見もインパクトがあり。
わたしはいつも、こういうディティールを支える役者たちの層の厚さに、メリケン・ショウビズ界の底力を実感させられる。



魂を揺さぶる、とても素敵な作品だった。


今のところ、今年一番の映画かも。
ってまだ早いか。




『トゥルー・グリット』(True Grit) ★★★★★

大好きなコーエン兄弟監督の最新作。

これまたすんばらしい作品。


下敷きになったという映画(同名タイトル、ジョン・ウェイン主演)は未見だが、きっと全然違うテイストの作品だったんだろうと思う。

それくらい、このウェスタン映画には、思いっきりコーエン兄弟の色が出ている。


彼らの目に映る世の中は、こんなにも粗暴で、悪意に満ちていて、荒涼と寂しく、それでいて。

とんでもなく美しいのだ。


撮影が本当に素晴らしくて、スクリーンを見ていて涙が出た。



西部劇ってか、わたしにとっては、本作は。
この上なく切ない、究極のラブ・ストーリーだった。



夜の荒野を、馬にまたがった保安官が、少女を抱いて遮二無二疾走するシーンの美しさはどうだ。

降るような満天の星空、泡を吹く馬、乾いた夜風・・・。
なんてロマンティックなんだろう。



そっけないラスト・シーンも素敵だった。

寡黙な魂同士の交流に胸を衝たれる。



酔いどれ保安官を演じたジェフ・ブリッジスは素晴らしいけども、最近の彼は何を演じてもこのテイスト(もっさりとだらしのない、ついでに寝汚い腹の出た酔っ払いなおっさん)なのは何故だ。



ヘイリー・スタインフェルドの小娘っぷりは、とても他人とは思えない。

わたしもきっと、こんなクソガキだった・・・。





以上、4本、いずれも良作でした。



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