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7月~8月の落穂拾い
Mon.13.09.2010 Posted in Art


7月~8月にかけての備忘録。


アート関係。





『古屋誠一 メモワール.展』@東京都写真美術館


ヨーロッパを拠点に活動する古屋誠一の写真展。

1980年代後半からの、オーストリア・グラーツ時代の写真を中心に展示。


精神を病み、後に自殺をした、古屋氏の伴侶のクリスティーネのポートレートがメインになっていた。


氏と出会う以前から自傷癖があった(らしい)彼女の、頚動脈近くの古傷やら、虚ろな眼差しやら頚椎と鎖骨がくっきり浮き出た痩せた白い背中やらが生々しく、悲しく、目を背けたくなるような。

その一方で、思わず顔を覆った手の隙間から、いつまでもまじまじと覗いていたいような。


アンビバレンツでかつ、見る人間のエネルギーをひたすら消耗させる。

超・ダウナー系の作品群。



わたしが彼女なら、どうだろう。


こんなにまで執拗に、自分を追い詰める彼のことを、きっと憎むんじゃなかろうか。



もっとも、クリスティーネは女優志望だったらしいから、ファインダーの前では、常に演技をしていた可能性もあるかな。


だったとしても、常に演技しっぱなしっていうのも、それはそれで。


精神的には相当、磨耗するだろう。



まぁ、夫婦の間のことは、当事者以外にはわからないけれども。





『国立能楽堂コレクション -能の雅 狂言の妙 展』


主に、能面を観に行く。


名品が多数出品されていて、たいへん見ごたえがあった。




とはいえ、能面に限らずあらゆる演劇面は、役者がつけて、舞台に立って初めて。

命を吹き込まれるものなので。


ガラスケース越しに対面しても、ああ、真価はやっぱりわからないな、とも改めて感じた。





『ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界』@Bunkamura ザ・ミュージアム



展示そのものは、特段、あらためて書くことはなし。

わたしは実は、この人の絵にも版画にも、新奇さやユニークさってのは、あまり感じない。
どちらかというと、全体に非常に真面目で、几帳面な印象を受ける。


抹香臭いってか、説教臭い絵だな、と。



生臭くもあるな。




偏執的なまでに細密な版画を、薄暗い展示室で見続けて、最後は軽く頭痛がした。








『誕生!中国文明 展』@東京国立博物館


中国の古代王朝が生まれた河南省から出土した遺物・遺品を中心に展示。


土俗的で、あっけらかんと大らかにおどろおどろしくて輪郭がっくっきり。


情緒や曖昧さのない、いかにも大陸な。

大国・中国の始祖と起源が伺える、なかなか面白いラインナップだったと思う。








以上。



思い出したら、また適宜追加します。


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