わたしは、自分の中の、日本人的な感性というか美意識というか。
良いにつけ悪しにつけある、感覚的な頑固さというか。
ある種の繊細さというものを、何をするにしても。
常に、頭の隅で意識している。
ものを作るときに。
自分のアイデンティティを自覚しておくことは、実は、結構大事なことなんじゃないだろうか。
勘ですが。
というか、思うに。
自分の根っこにある美学が揺らぐと、色々なものが混乱していくような気がする。
自分が何をしたいのか、未だにわかっていない人間の作ったものを。
一体誰が、見たいと思うだろうか。
人様に、自分の内部の混乱をはからずも披瀝してしまう、なんて。
わたしに言わせれば、これほど恥ずかしいことはない。
ま。
時々は、漏れてしまっているのかもしれないけど。
それでも、意識しているのとしないのでは、やはり。
そこはそれ。
他人様の目には、きっと。
まったく印象の違ったものとして、映るであろうから。
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