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Backstage of Majestic 2
Thu.24.06.2010 Posted in @Theater


彼が主役に在任中は、渡米の度に。


わたしは。




彼の楽屋を訪れておりました。






たまに訊ねられることがあるので、念のために申上げておきますけども。


取材やインタビューで、というわけでは全くございません。




あくまでも、プライベートです。





100624-4.jpg
最後の舞台、最後のマスク。
彼が、最後の日付と出演回数を入れたもの。

BC/EFA(B'wayのAIDS基金)のチャリティ・オークションに出品後、収益はすべて同基金に寄附されました。







終演後の彼の部屋に、一体、自分が何回行ったのか。



今やもう、よくわかりません。



数え切れないもの。






それぞれの時毎に、それはそれは。



ほんとうに、色々な思い出があります。






100624-5.jpg





まるで、春の風のようにやさしく。

あたたかく。



どこまでも繊細な心遣いと、彼独特の。


あっけにとられるような鷹揚さで。



わたしの猪突猛進・傍若無人な振る舞いを。




彼は、いつも。




笑って許してくれていました。






わたしが彼を訪ねるのは、大抵の場合。



終演後だったから。




それは、きっと、疲れていることもあったと思うけども。



そんな素振りを、滅多に見せることはなかった。






100624-3.jpg








わたしが、まだ馴れない頃は。



幕が降りた後、客席に、いつも。




わたしのための、迎えを寄越してくれていました。







そんな彼の細やかな心遣いが、わたしにとって、どれほど有難かったか。



どれだけ、わたしの心を潤してくれたか。




いくら感謝しても、しきれるものではない。







彼にも、いつも、そう言っていたけれど。




彼は。



ただ、微笑んで。




頷いているだけでした。






わたしの英語は。


彼には、さぞかし聞きにくかろうと思いますが。




それでも。



無我夢中で、小鳥のように必死で囀る、つたない言葉にも。



いつもいつも、生真面目な顔で。



時々は、冗談を交えながら、茶々を入れ。



そして、時には、黙って胸に手をあてて。



真剣に、耳を傾けてくれました。





胸が一杯で、何も言えないときは。




ただ、体を抱いていてくれた。









この人は、わたしにとって。



一体どういう存在なんだろう?と。



いつも、不思議で仕方がなかった。






だって、こんな出会いは。



こんなに珍しい縁は。




世の中に、そうそうあるものではないだろうというのは。



これだけ生きていれば。




世間知らずのわたしにも、さすがにわかる。






なんで彼なんだろう?


なんで、わたしなんだろう、と。




考えれば考えるほど、わからなかった。







いまだによくわからないし。



というか、そんなことを考えたところで意味がないとも思うし。




そう、ただ。



自然に任せていればよいのだ。


自分の幸運を、謙虚に感謝していれば良いのだ、と。



最近は、漸く。


思えるようになりました。







きっと、彼は。


わたしにとって。





良き師であり。



「ものを披露する」ことを生業とする人間として、最高の先達であり。



心から尊敬できるアーティストであり。



わたしにインスピレーションを与えてくれる、かけがえのない存在であり。




年齢の離れた友人であり。







そして、多分。






わたしにとっては、父親の代わりのような。






わたしという船の、行く先々の。



暗い夜の海を照らしてくれる、大きな、灯台のような。






そんな、唯一無二の存在なんだろうと。





今は、そのように、思っているんです。




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