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4月~6月の落穂拾い
Mon.21.06.2010 Posted in Art


4月~6月にかけて日本で観たもの備忘録。


アート関係。





『ルーシー・リー展』@国立新美術館:2010年4月28日(水)~ 6月21日(月)


内覧と、本展の2回鑑賞。


わたしが同じ企画展に、複数回足を運ぶことは珍しい。
(美術オタク苦手)



非常に充実した企画展。
今まで、日本で、彼女の作品が、これだけまとめて観られる機会はなかったんじゃなかろうか。


バウハウスから強い影響を受けていたことがきちんとわかるような展示になっていて、そこがまず素晴らしい。



ああ、この人は「デザイン」の人だ。

陶芸家というより何より、とにかく優れた造形デザイナーなんだ、という強い感慨に浸った。



展示の終盤の、アッテンボロー氏によるルーシー・リーのアトリエ訪問のドキュメンタリーがとても良い。
わたしはここだけ、通しで4回は見た。


"作る人"だけにわかる、彼女の謙虚さと厳しさ。

静謐な佇まいが素晴らしい。



作品ではやはり、円熟期のものが良い。
ピンク、青、グリーン、メタルの発色の綺麗なことと言ったら。


まるで、野の花のようだった。


ボタンのコレクションも美しい。

実用というより、デザイン的に。


この人のボタンを多数コレクションしているという三宅一生氏は、やはり、大したデザイナーであるな、と思った。




『オルセー美術館展2010「ポスト印象派』@国立新美術館:2010年5月26日(水)~ 8月16日(月)


こちらも、内覧と本展の2回、鑑賞。



内覧は、仕事の都合上、イヤホンガイド装着で見る必要があるので。
自分の眼と感覚だけを頼りに観るために、再訪。


こちらは、いわゆる"正しい美術展"。
新奇さや意外性は、特にない。

ただし、質量は、非常に豊富。


昨年MoMAで見た、ゴッホが数点来ていた。


個人的には、スーラの"グランジャッド"の習作を観ることができたのが、嬉しかったかな。


わたしには、アンリ・ルソーの絵は、どうもべったりとしていて、野暮で。
どの作品も、あまり好きではないけれども。

「蛇使いの女」の、熱帯の。

芭蕉や羊歯の濃い緑、植物の色。
夜明け前の、ほの明るい空の描写は綺麗だった。



あと、ゴッホのフリティラリアの絵ね。


わたしは、フリティラリアの独特の個性が好きだけれども。

この花をモチーフにする画家って、そうそういないんじゃないだろうか。


この人は、やっぱり、濃いい植物が好きだね。



オルセー展の方は、やたらと混んでいるという情報が行きかっているようですが。
平日の16時以降は、普通に空いています。


そういや、ルーシー・リー展は、本日が最終日でございましたな。



ので、もう遅いかもしれませんが、物販は、ルーシー・リー展の圧勝でございます。



というよりも、西洋絵画の企画展の物販って、なんだってあんなにセンスが悪いんだか。
毎度毎度、謎。




『草月いけばな展 「言の葉と花―想いをいける」』@新宿高島屋:2010年6月10日(木)~15日(火)


師匠の出品作品を見に行く。


本展は、花の脇に。

作者の選んだ「言葉」を添えて、展示するという趣向。


詩だったり、格言だったり、歌詞だったり。

人によって、その言葉は千差万別。


ただし、個人的には、その趣向がどちらかと言うと邪魔だった。


ものすごく巧みに、作品世界を引き立てることのできる「言葉」がある。
もしくはそういった言葉を切り取る、コラージュする、掬い出して、プレゼンテーションできるのならばともかく。



残念ながら、アーティストが必ずしも皆、「言葉」のセンスがあるわけではない。


というか、ないことの方が多いかも。





アーティストにとっては、その作品がすべてなので。


ならば、作品をより雄弁に。
作品そのものに、饒舌に語らせるべきであって。



他人の言葉で、創作世界を補完をする必要は、全くないだろうと思う。



安易な言葉選びによって、作品が台無しになる場合だって、中にはあるのだ。
(実際にあった)





元々、わたし自身が。


アートに関しては、あくまでも、"Don't Think, Feel"派で。


余計な知識や薀蓄は不要。

むしろ作品鑑賞の邪魔であると、強く感じている人間でもあり。


ああ、言葉がいちいち邪魔だな、五月蝿いな、と思った。






なお、わが師匠の作品は、相変わらず。

会場で一番、男前でございました。




100621-1.jpg

師匠の作品。

生花は、向日葵のみ。
枯れ素材の使い方が、ああなんて漢らしいのか。



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