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弥生の茶会・本席
Tue.27.04.2010 Posted in 茶道

100429-1.jpg
これは、蟹の香合。
鵬雲斎大宗匠書付。

立礼の主茶碗に合わせた趣向。






さて、本席。


こちらは、茶箱付花月でした。




花月は七亊式の一つで、というよりも。
七亊式の代表的なものです。


七亊式というのは、「花月」、「且座(さざ)」、「茶カブキ」、「廻り炭」、「廻り花」、「一二三」、「数茶 」の七式でのことを指します。

いずれも八畳間、茶道口は開けたままで行うもの。

つまり、広間がないと、できないお茶です。


複数人で行うんですが、席入りの前に、主客ともに、まず、札を引いて。
亭主役と、正客を決めます。

その後も札を取り回しつつ、「花」の札の当たった人が茶を点て、「月」の札の当たった人が茶を頂くという趣向。


とても風流で、実に雅な作法なんですが。

出処進退の修練を兼ねるものでもあるので、足の運びから何から、非常に細かい決まりがありまして。


要するに、たいへん、ややこしいのです。



見ている分には、本当に優雅なんですけどもね。



今回行ったのは、ただでさえややこしい花月に、さらに茶箱の作法がつくという。

思わず、これは何の罰ゲームやねん?と。


茶杓を放り出して、ひゃっくり返って暴れだしたくなるほど。
難解にして、高度なお点前でした。
(わたしにとってはね)



100429-2.jpg



<茶箱席>

床   坐忘斎家元筆
花   山芍薬
花入  掛花入
瓶   霰
瓶掛  ロシア製
茶箱  真塗
薄器  枝垂桜(香雲)
茶杓  魔神(銘 奈良山)
茶碗  膳所(替)
茶筅筒 景徳鎮
茶中筒 ベニス(ロミオとジュリエット)
建水  白釉
菓子器 ポルトガル
菓子  都をどり(鍵善)
振出  ベネチアングラス



とにかく、気が張る点前ではあります。

が、これだけのお道具を、思う様に使って。

お客様の前で席入りをするのは、日常ではなかなか味わえない緊張感。


贅沢なことです。



何と言っても、実践に勝る学習というものはない。

そして、わたしは何事も、超・実践派。


頭で考えるのではなく、あくまでも。


己の心身を使って、体で覚えるのを良しとする人間です。





おかげさまで、たいへん楽しく。


良い思いをさせていただきました。






「芝居ばっかり観ててもあかん、お勉強するときはするんや」と。


わたしにぴったりなポリシーをお持ちの、敬愛する師匠の下で。




日本にいる限りは、これからも、お稽古を続けて行きたいな、と。




改めて、しみじみと感謝した次第です。


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comments

いつも楽しみに拝見させていただいております。
こちらのお軸は、どうお読みしたらよろしいのでしょうか?
教えてください。

みーちゃんさん

ようこそ、はじめまして!

この書は「楽亦在其中」と書いてあります。
「采」に似た字は、「楽」の簡体字ですね。

読み方は「楽しみ亦た其のうちに在り」です。
孔子の論語はご存知ですか?
論語の中に、「子曰、飯疏食飲水、曲肱而枕之。楽亦在其中矣、不義而富且貴、於我如浮雲」という有名な一節があります。ここから来ています。

つまり、「粗末な飯を食べて水を飲み、腕を曲げて肘を枕にする。楽しみはまた、そこに(こそ)ある。道に外れたことをして富を得、身分が高くなるのは、自分にとっては浮き雲のようなものだ」という意味です。

いかにも茶人が好みそうな禅語と思いますが、わたしはこの言葉が、とても好きです。

ありがとうございました。
とっても勉強になりました。

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