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助六
Fri.23.04.2010 Posted in 歌舞伎・落語


100423-3.jpg



15歳のときに、初めて観たのが、玉三郎主演の『桜姫』。


その美と、ケレンと。
アバンギャルドでかつ、粋な世界観に。



天地がひっくり返ったような衝撃を受けて。





以来、わたしは、この劇場に通い続けてきた。







学校の帰りに。
あるいは、授業をさぼって。


高校生だったわたしは、この劇場に入り浸っていた。




その頃のわたしの指定席は、無論。

3階の幕見だった。



天井桟敷で、馴染のおやっさん衆が。


贔屓に、威勢の良い掛け声を飛ばすのを横目に。



わたしは、はるか眼下の。



華やかな舞台を、手すりから身を乗り出して。


食い入るように、見下ろしていたのだった。




何もかもが新鮮で、刺激的だった。


衣装の彩り、舞台の仕掛け。
台詞回しの面白さ。



わたしは、お芝居に夢中になった。




わたしの、美意識の根本。

好悪の基準や、内外の伝統文化芸術への傾倒には。



長年、ここで。



芝居を観続けてきたことが、多分。


かなり、大きく影響しているんだろうと思う。






歌舞伎が、わたしの背骨を、作ってくれたのだ。





100423-2.jpg



あれから。



わたしは、大人になって。


劇場を通して、たくさんの。


幸せな、出会いに恵まれた。




国内外を問わず、まずは相当に、濃く。


かつ、信じがたいほど。



ラッキーな、観劇体験を積ませていただいていると思う。





これほどまでに劇場に愛されて、自分は果報者だ。



こんな幸せ者はいない、と。




いつも、すべての人々と。



舞台の神様に。



心から、感謝している。








今日。


劇場が用意してくれた。



超・ハウスシートに座って。




ほんの子どもだったわたしに。



歌舞伎への目を、開かせてくれた。



日本で一番、大好きな。


心から尊敬する役者の。




威風堂々とした、花魁姿を見上げ。




胸のすくような、江戸前の。


鉄火な啖呵に聞き惚れながら。




わたしは、すべての出会いに、改めて。



心の底からの、感謝を捧げていた。





本当に、ありがとう。






100423.jpg







歌舞伎座最終公演まで、いよいよ。




残すところ、あと7日。



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