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■MOVIE■『第9地区』★★★★★
Sun.18.04.2010 Posted in Movie

district9_poster.jpg



南アフリカ・ヨハネスブルグ。



ある日、上空に突如現れた巨大な宇宙船。
船内のエイリアン達は飢餓状態にあり、難民と化していた。

南アフリカ政府は「第9地区」に彼らのための仮設住宅を作り、保護に乗り出す。



それから20年後。

第9地区はスラム化。
住民との間の衝突が絶えず、暴動や犯罪が日常茶飯事となっていた。

超国家機関MNUは、エイリアンを「第10地区」に移動させる計画を立て、現場責任者として職員のヴィカス(シャルト・コプリー)を派遣し、彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回ることになるのだが…。




監督は、南アフリカ出身のニール・ブロムカンプ。
製作に、ピーター・ジャクソン。



原題は、『DISTRICT 9』。




本作は、3000万ドルと超・低予算ながら、公開されるや否や口コミで評判を呼び。
瞬く間に、全米興行収入1億ドルを突破。

本年度アカデミー賞で作品賞をはじめとする4部門にノミネートされた映画です。


個人的に、この春、一番楽しみにしていた作品。




で。




最高でした。



わたしは、例の、なんちゃらキャメロン作の『アバター』は観ておりませんですし。
また、今後も、一切、観るつもりはございませんが。


おそらく本作は、あらゆる意味で。

『アバター』やその周辺の諸々への、強力なアンチテーゼになっているんじゃないかと。



ピーター・ジャクソンのB級魂と、彼をはじめとするクリエイター・チームの、暴れはっちゃくな男気に深く深く感じ入りながら、わたしは。

無体なドンパチの応酬に、手に汗を握り。
粗い画面に胸を躍らせ。


木っ端微塵に飛び散る肉塊に、目を覆い。


そして、主人公の逆ギレ暴走機関車っぷりに、時に涙しながら。


2時間弱の間、夢中になって、スクリーンに見入っておりました。


映画たるものこうでなくては!


クリエイティブってなァ、こういうことを言うんじゃゴルァ! 
(誰に言っている誰に)




district9.jpg


モキュメンタリーで始まる導入部と、南アのアパルトヘイトをもろに思い起こさせる設定。
国連を揶揄しているとしか思えないMNUの描写等の数々は、実のところ。

かなりきっついアイロニーが横溢しており。



これはもしや、B級の皮を被った社会派映画ってヤツか?

テーマはアレか?
差別と融和か?


さては大人になりやがったなピーター・ジャクソン、などと。


わたくし、割合、醒めた目線で鑑賞しておったんですけども。



全然違いました。



後半に入るやいなや。


Bの魂、大爆発でした。
(滂沱)


ごめんよ!




まぁ、あんまり詳細を説明してもしょうもないので、ざっくり言うとね。



要するに。



1 主人公が、エイリアンのDNAに感染。


2 変わり行く己の肉体への恐怖と、瞬間的に被差別側に置かれたことで、もがき苦しみ。


3 逃走の果てに逆ギレ、自分を追い詰める組織に猛烈な逆襲をかけ。


4 最後は、仁義と愛をとって、己が運命を受け容れる、という。



そういう話。




どうよ!



このシンプルさ!
起承転結の明快さ!



でもって、このシンプリシティこそが、オーディエンスの心に。

魂が打ち震えるかのような、嵐のごとき怒涛の感動を呼び起こすわけよ。



爆笑と共に!






個人的にツボだったのは、難民エイリアンの中で唯一人。

高度な知性を持つエリートの生き残り。
(多分)


その名も、クリストファー・ジョンソン


district9-2.jpg



って、何だその普通すぎる名前!!




いやでもね、いくらその外見や動きが似ているからってね。
「エビ!」って蔑称でさげすまれている、キャットフードが大好物な。



人間基準からすると、確かに、醜悪で不気味なエイリアンをね。


心を通い合わせた直後から、いきなりね。

「クリス!」ってね、呼ぶわけよ。

主人公のおっさんが。



「クリス、坊やのことを考えろ!」って。
(そう、クリストファー・ジョンソン氏は子持ち)



感動するでしょうよ、そら。



てか、少なくともわたくしは、胸にきました。


ちょっと泣いたぞ。




あと、オーラスに主人公が纏う、なんていうの?
ボディ・スーツというか、パワー・スーツというか。


そこはかとなく機動戦士ガンダム的なモビル・スーツが、また、マヌケで。


たいへん、素敵でした。



てかね。


無敵じゃねぇか、それ!



もっと早うに使わんかいボケェェェッッ!!



district9-03.jpg
でも見た目はエビ。




とまぁ、このほど左様に、突っ込みどころも盛り沢山。


というか、突っ込んで見るのもまた楽し、と申しますか。



その突っ込みどころさえもが、たまらなく愛嬌があって愛おしいという。


非常に正しく、かつ大変ウェルメイドな。


Bの魂を熱く滾らせた、超・A級映画です。



オススメ。




あ。



ついでに言うと、本作は。


『ザ・フライ』 (ジェフ・ゴールドブロム。好き)とか。
『デッド・ゾーン』(クリストファー・ウォーケンだもちろんだ)とか。


あまり大きな声では言いたくないですが、某『おぺらざのかいじん』(わが心のおやっさん)とか。



ある種の、異種間恋愛



的なアレに弱い人(=わたしだ)にも、ツボる映画です。




「夫はいつも、手作りのプレゼントを贈ってくれる人だったの」って、初盤の、主人公のヨメの台詞がね。



最後の最後で、滂沱の涙を誘うんですよ!



何この素晴らしすぎる伏線!



泣ける!





そんなわけで、わたし個人的には。
星5つどころか、10個をつけたいくらいの、ナイスな映画でした。



血肉はほどほどに飛び散りますし、ぐちゃぐちゃニョロニョロもね。
それなりにありますので、PG12に指定されておりますけども。



そんなこと関係あるかい!





とっとと映画館に行かないと終わるからね!


DVDなんかじゃダメだからねこういうのは!




大画面で観てね!


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comments

わっはっは! マダムすばらしい!
「ザ・フライ」好きにはオススメ、と先日もヘアサロンの担当くんにいってきたばかりですよ。
いろんな要素をいれつつも、しっかり独創的な映像にしちゃっているので、
巧すぎですね。監督。あのハンディカメラのドキュメンタリーっぽさもよい味だしておりますし、ラストのねぇ。奥さんのねぇ(涙)
ちゃんとクリスさん、約束守ったかな?(笑)

ともりんさん

今日はありがとー!楽しかったです。
で、コメントもありがとう。ツボが同じでうれしいです(笑)

そうそう、最後のね、エビがさァ、鉄くずの中でうつむき加減でさァ・・・薔薇を作ってる絵は、もうね・・・泣けるよね・・・。

で、クリストファー氏は約束を守ったと思います。
3年って何だその中途半端な刻み方は!とは思いましたけどね。
いやでもきっと、戻ってくるんだよ。あの人はそういう人。仁義に厚い宇宙人(笑)

まぁでも、よくよく考えると、地球人をエイリアンに変異させるってのは意味がわかるんだけど、その逆ってのは何だ?とは思いますよね。
だってそれ、エイリアンにとっては不要なテクノロジーだろう、どう考えても、とか。

ま、そこはアレですね、きっと深く考えてはいけないところなんでしょうね(ふ)

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