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■MOVIE■『ジュリー&ジュリア』★★★★
Thu.04.02.2010 Posted in Movie


julie_and_julia_1.jpg



1949年、パリ。

外交官の夫、ポール・チャイルド(スタンリー・トゥッチ)の赴任先で、平凡な主婦だったジュリア(メリル・ストリープ)は、フランス料理に目覚める。

ジュリアはやがて、名門料理学校コルドン・ブルーのプロ養成クラスに飛び込み、友人らと料理本の編纂を目指す。


それから50年後のニューヨークでは、OLのジュリー(エイミー・アダムス)が、編集者の夫エリック(クリス・メッシーナ)に励まされながら、ジュリアの著した料理本の全レシピを1年365日で制覇し、ブログに掲載することを決意するのだった…。



『めぐり逢えたら』、『ユー・ガット・メール』のノーラ・エフロン監督作品。



原題は『Julie & Julia』。




このジュリア・チャイルドというお方は、”アメリカの家庭料理を変えた”とまで言われる、たいへん高名な料理研究家だそうです。

先年、お亡くなりになったそうですが。




この人に、メリル・ストリープが扮するわけ。



でね。



これが、また。




実に素晴らしい。




って、メリル・ストリープが、ほとんどイヤミなまでに。


演技巧者だなんてこたァ、わかりきったことでね。
今さら何をかいわんやって言うのは、正直、あるんでございますけども。



実際のジュリア・チャイルドに似ているかどうかは知りませんが。
(そっくりらしい。実際、劇中で、ダン・エイクロイドがジュリア・チャイルドをパロったSNLの映像が挿入されるんですが、これがちゃあんとジュリア・”メリル”・チャイルドのパロディになっていて笑った)


そういう問題ではなくて、ですね。



こともあろうに、あのメリル・ストリープが。



あのザ・インテリ演技派、メリルが。




ものすごく可憐に見える。




何の目の錯覚だよ!





これぞ、映像、いやもとい。


演技のマジック。



まさにアメージング。





そんなわけで、メリルが実にチャーミングに、可愛らしく。

生き生きと。


ほとんど形態模写のレベルで(と思われる。何せ実物を知らん)演じ切る、ジュリア・チャイルドの魅力が、そのまんま。


本作の魅力となっておりました。



julie_and_julia2.jpg





てか、メリル・ストリープとスタンリー・トゥッチの御夫婦がね。

あまりにも美味しい、中年ダシのもと的な。

実に味のある、ナイスな佇まいなもので。


彼らのパートが、本来は主役(なハズ)の、現代NYの若者カップルのそれよりも。



圧倒的に面白い。



…のが、難と言えば難。




てか、若者パートは、わたしには、やや退屈でござった。



というのは、なんかこう。
いかにもありがちな、現代女子の悩みが満載でね。




あ、いや。

わかるんですよ?

身につまされるところもありますよ?



わたくしも、働く女子でございますし。
なにしろ、現代っ子でございますからして。


むしろ、共感する部分は、大ありでございますとも。



が、物事がうまくいかんからといって、ダンナに暴れてみたりとか。
台所でひゃっくり返って、大の字で不貞寝してみたりとか、ね。


ブログの読者のために、とかってね。
しゃかりきになってみたりね。


そのテの発想というか、ストレスの発散や心情吐露や自己愛の方向性ってのが、どうもこう。。。



こういう女っぽさは、勘弁ってか。



正直なのは結構なんですが、ちょっとこうね。
鬱陶しいですね、ハイ。


何事も、もちっと余裕を持っていただきたい。
(極めて個人的に)




とはいえ、エイミー・アダムスも、とても良かったです。
全盛時のメグ・ライアンまで、あと一歩ってカンジでした。





ほのぼのと温かく。
後味のよろしい。

可愛らしく、素敵な作品と思います。



マッカーシズム、9.11といった、新旧両時代を象徴するような世相をさりげなく(あくまでもさりげなく)、背景に描写する手法も、非常に巧み。



二人の人生が一瞬交差するかな、と思わせておいて。

最後の最後まで、そうはならない淡白さもね。

上品で良かったです。






ただし、男性が共感できる内容かどうかっていうのは、甚だ疑問。
(ま、無理だろ)



ので、あくまでも、女性限定でオススメいたします。


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comments

私も昨日観に行ったのですよ~ちょうど。
思ってた以上に素晴らしかったな~、品のある作品でした。
メリルストリープに言う言葉としてはあまりに陳腐ですけど、この方凄すぎますね。
それと同時に現代と50年前の映像の行き来を見ていて、諸々今じゃ考えられない不便さがあっても、世の中にはそれには変えられない「ゆとり」とか「寛容さ」とか「誠実さ」があったように見えて、それを忘れちゃいかんね!と思った次第です(笑)。というか、こういう風に感じたのはメリルの好演があったからでしょうけど。
エイミーアダムスはとってもキュートだったし、等身大の現代女性像としてわかるけど、というか、わかるからこそ今の時代って実は生きにくいのね、なんてことを思ったりって、これも彼女の好演の影響ですね、たぶん。宣伝文句のように素直に頑張ろう!という感想を持たなかった私はひねくれものでしょうか・・^^;。表面的に料理美味しそう~!とか作りたくなる~!ということとは別にそんなことも感じた映画でした。

nanaさん

50年間の時を隔てた二人の間に横たわる一番の違いって言ったら、アレじゃないですか、やっぱりダントツで経済力じゃないですか? つまり、圧倒的な金銭的余裕の差。
だって、ヨメは元CIAで、そのダンナは現CIAで外交官で詩人で画家で、赴任先のパリでちょろっと暇つぶしにコルドン・ブルーに入学できるんですよ?

この映画は50年後のクイーンズに住む、作家志望の娘さんの目線で描かれているんで、うまくぼかしてありますけども、そもそも二人は住む世界がまるっきり違うわけですよ。まぁ、TVってメディアを介して、ジュリーがジュリアを身近に感じていたってのはあるかもしれないけど。
多分、純粋にジュリア・チャイルドに憧れるってのとは別の野心が、彼女の方にはあったと思いますよ。
どう考えても、その方が自然だし。
てか、そうでないと逆に怖いし。

だから、ジュリア・チャイルドが不快感を伝えたってエピソードはさもありなん、とわたしは思いました。
わたしがジュリアだったら、そのへんの下心を察して、やっぱり、とても複雑な気持ちになるだろうと思います。

と、上記のようなことを考えずにいられないわたしは、nanaさんの比ではない超ひねくれ者だと自覚してます。
でもね、要するに、自分の人生は自分で根性出して変えないと誰もなんともしてくれない、あんたのつまらん平凡な日々がそのまんま死ぬまで延々と続くだけだよっていうね、実にシビアな現実を、上手に綺麗に描いた映画でしたね。
とんでもなく辛い生姜を、砂糖菓子で包んだような味わいがありました。

「あんなダンナさんが欲しい~♪」とか、そういう方向で簡単に啓蒙される人が出てきそうで、それだけがちょっと気がかりですが。

そこじゃないだろ!と(笑)

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