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12月と1月の落穂拾い
Tue.02.02.2010 Posted in Art

師走から年明けにかけて、日本で観たもの備忘録。





ってか、やたらと多忙な上に。
なにかと色々、たいへん盛り沢山な日々だったので。


備忘録って言うか、もう大方忘れて(以下略)





『セバスチャン・サルガド』展@東京都写真美術館

非常に端整で、美しい写真展。
というか、報道の人にしては、美的にえらいこと隙がない写真を撮るサルガドの展覧会。

静かで美しいけれど、物語性は徹底的に排除しているな、という・・・。
写真家本人は、あくまでも傍観者としての視点を保っている。


個人的には、アフリカの紛争を写した諸々の作品よりも、ローカルな部族の女性の横顔や肢体を撮ったシリーズの方が好みであった。



『カラヴァッジョ/天才画家の光と影』(試写)

真面目な映画。
でもって、たいへん退屈。

歴史のお勉強にはなるけども、絵画や画家について映画で勉強するってそりゃ違うだろう。

わたしはドラマが観たいのだ。
こんな薄っぺらな人物伝はいらん。


絵画に限らずアートはなんでも、自分の目で観て、耳で聴いて、指先で触れるもの。
己が五感で感じるものである。

知識やウンチクは無用。
てか、むしろ邪魔。

そういうものを一旦リセットする力が、本物のアートにはあるものだ。


カラバッジョの絵の切実さ・淫靡・アンバランス、破綻。
その狂いっぷりが、ちっとも伝わって来ない。

バイセクシュアルとしての描写も、レイティングを意識してか(文芸作品だからか?)、なんだか非常に中途半端。
そこを逃げてどうするんじゃボケ。


大変残念な作品。



『戦場でワルツを』 ★★★★

イスラエル紛争をテーマにしたアニメーション映画。

冒頭の、狂犬の集団に追われて疾走する画面から始まり、最後の最後の瞬間まで、延々と醒めない悪夢を力技で描く。
よくもまぁ、こんな負の記憶(しかも監督自身の実体験)を、映像化したものだと思う。

熱くもなく、冷めているでもなく、一定のテンションで、淡々と。


ブルーとオレンジが強調された画面に見入っていると、段々と、ダウナー・モードに入って。
トリップというか、頭がぼーっとしてくる。

そこへ、容赦なく冷水を浴びせる、鬼畜なラスト・シーン。

わたしは基本的にアニメーションというのは好きではないけれども、本作に関しては、「アニメーションでなければならない理由」というのが、よくわかる。

こんな記憶の再現に、実写はとても追いつかないだろう。


監督の勇気と男気に拍手。



『ラブリーボーン』★★★★

元祖オタク監督・ピーター・ジャクソンによる、彷徨える魂への鎮魂歌。

これは、好き好きが別れる作品だと思う。
わたし自身も、観ながら、アンビバレントな感想を持った。

そういう意味では、座りの悪い作品ではある。



個人的には、好みの問題は置いておいて、これはこれで、清濁合せて一つの表現としてはアリだろう、と。
PJの描きたいことは、とてもよくわかる。



ということで、本作については、後ほど項をあらためて。

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