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■MOVIE■『スペル』 ★★★★
Tue.15.12.2009 Posted in Movie

dmth.jpg


銀行の融資窓口で働くクリスティン(アリソン・ローマン)は、ある日、不動産ローンの延長を求めてやってきたガーナッシュ夫人(ローナ・レイバー)の懇願を拒否し、申請を却下した。

ガーナッシュ夫人は、仕事帰りのクリスティンを駐車場で待ち伏せして襲いかかり、別れ際に”ある言葉”を発して姿を消す。


それを境に、クリスティンの周囲で、次々と不穏な現象が起こり始め・・・。



監督・脚本は『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ。

原題は『Drag Me to Hell』。



ババァ、最強。


・・・にして最凶。





んでもって、一番凶悪なのは、サム・ライミ!
アンタだよアンタ!


女優殺し!
外道!


この鬼畜監督がっ! 




と。

腹を抱えて笑い転げるっていう作品でした。




いやァ、サム・ライミってほんと、最高だわ。
さすがは、ジャンル映画の巨匠。


こんなにまで、好きな路線にブレがないっていうか。
自分の好みにここまで忠実な監督っていうのも、今時。

珍しい気がします。


いまや、押しも押されぬメジャーどころに出世したというのに。


この人って、『死霊のはらわた』の頃から、ぜんっぜん。

変わっておられません。


実に素晴らしい。




まぁでも、そこはサム・ライミ。

突っ込みどころは満載でね。


結局”ラミア”って何よ?とか。

こらまて、ババァはいつ死んだんだYO!とか。


孫綺麗だな孫、とか。
ハエ凄いなハエ、とか(笑)

泥レス!とか。




40年もかけて準備してて結局何の役にも立たない霊媒ってアンタ、それはどうよ?とか。

てか、霊視に60ドルとか交霊会に100万ドルって、その相場はなんだおいこら、とか(笑)

これがほんとの”地獄の沙汰も金次第”、とか。





てか、それより何より。


そんな大事なもんは、ちゃんと中身を開けて確認しろ!


銀行員のクセに仕事甘ぇよそこのねえちゃん!


と。



わたくし、スクリーンに向かって野次を飛ばし放題。
いえ、大人でございますので、心の中で(笑)





あ、言っておきますが、バリバリのホラーですよ?
念のため。


そういう意味では、本作は、スラッシャーではなかれども。

古典的かつ正統的。
王道まっしぐらな恐怖映画です。



ので、結構ね。

グロかつ濃厚なショック描写も、ガンガン出てきますし。

婆さん役のローナ・レイバーの捨て身の怪演には、唖然を通り越して、ひたすら圧倒されますし。


こんな悪夢だけは死んでも見たくない。
てか、いっそ死にたいよ!と。

心底思いますし。
(主に前半部)


きったないし!


椅子から飛び上がりそうになるようなシーンも、そこいらじゅうに、そらもう。
いやってほど、大盛り山盛りてんこ盛りなんですが。


ただ、それらの戦慄シーンが、あまりにもこう、濃すぎてね。

恐怖の臨界点、みたいなものがあるとしたら、それをかる~く。

振り切ってしまうんですね。


ヒロインが血を噴出すたびに。
彼女がババァのゲロを、ご丁寧に、毎度毎度その可愛らしい顔でうけるたんびに。


目玉が飛び出した瞬間に。



大暴れするヤギが運ばれてくると同時に。

悪魔にとり憑かれた霊媒の甥が空中遊泳するシーンで、こらえきれずに。



思わず笑う。



という。



つまり、怖さの沸点を完全にぶっちぎってね。
もはや、笑うしかなくなるんですね。



ここまでやるか!

いやァ、体力あるな、サム・ライミ。
(感心)



dmth2.jpg



とはいえ、そこはサム・ライミ。
(もういい)


音や映像で怖がらせる手法は、きっちり一流。
ツボを押さえた演出は、決して娯楽映画のお約束を外れることなく。

また、加えて、ここが肝心なところですが。


結局のところ、一番恐ろしいのは、浅薄な人間の心の闇である、という。


そういうオチも用意してあるところがまた凶悪極まりなく。



っていうか、仔猫をアレするシーンで、観客の心は、100億光年くらいはね。
ヒロインから離れざるを得ませんのでね。

それ以降は、彼女がどんなに悲惨な目にあってもそりゃアンタ因果応報だ、と。

冷めた気持ちで見てしまうので。



だからね。

彼女が文字通り「地獄に引きずりこまれる」オーラスは、ある意味カタルシス。


ひっでぇなァ!(笑)




このヒロイン程度の悪意って、誰しも持っているものね。
でも結局、人を呪わば穴二つっていうかね。

彼女の浅さって、確かにいや~んなんだけれども。
普通にそのへんにいますからね、こういう簡単な思考の人って。


そのあたりのキワキワ感が、うまいもんだなと感心します、ハイ。




というわけでね。



こんなジャンル映画、よっぽどの物好き(=わたくし)以外は、わざわざご覧にならないでしょうし。

わたしも、決して人様にオススメはしませんが。



しかしながら。


そのへんの真面目くさった文芸作品より、よっぽど人間の本質を突いている。



ことも、また確かですので。


機会があれば、是非どうぞ。





・・・一つだけ、非常に個人的に。

付け加えるならば。


ヒロインと彼氏には、是非一つ。

サンタ・バーバラまで行ってから、レッツ地獄堕ち!


していただきたかったな、と。






サンタ・バーバラまで粘ってくれたらなァ。

★一つ、追加するところだったのになァ。


惜しいなァ(笑)



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