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10~11月の落穂拾い
Sun.22.11.2009 Posted in Art


10月・11月の落穂拾い。




Art『ヴェルナー・パントン展』@東京オペラシティ アートギャラリー

パントン・チェアで有名なデンマークの家具デザイナー、ヴェルナー・パントンの回顧展。

この人の何が面白いって、家具だけでなくてプロダクト・デザイン、テキスタイル・デザイン、インテリアやランプに展覧会の空間設計にいたるまで、あらゆるジャンルでのマルチな活躍っぷりだ。

その、徹底してモダンでシステマティックなデザインや、独特の色彩感覚は、好みの分かれるところだと思うけれども、わたしはこの人の、首尾一貫した工学的美意識は割合好き。

この人とヨメの共同デザインのシェル・ランプなんて、特に好き。

後にあまたのパスティーシュを生み出したこのランプの繊細な美しさはどうだ。
いつか、自宅用に是非欲しい。


体験展示がユニークなので、時間がたっぷりあるときに行った方が良い。
家具はやっぱり、実際に座ったり寝そべったりしてみないと、その真価がわかりまへん。



Art『パリに咲いた古伊万里の華』@東京都庭園美術館

ヨーロッパに渡った古伊万里を蒐集した、碓井コレクションの展覧会。
庭園美術館の雰囲気にも、深まる秋にもぴったりの、たいへん美しい展覧会だった。

とはいえ、わたしはヨーロッパ人好みの仕様で焼かれた伊万里はあまり好みではない。
もっと渋いものが好き。

にしても、芙蓉手大皿のデザインなど、勉強になるものもたくさんあった。
何の勉強って、主に花のための。

リースのデザインなんかに応用できる意匠がたくさんあるので。



Art『安井曾太郎の肖像画』@ブリジストン美術館

真面目な画家であられたんだなァ、と。
それ以外の感想は、特になし。



Art『夢と追憶の江戸 -高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展-』@三井記念美術館

素晴らしい。

浮世絵好き・江戸文化好き・芝居好き・きもの好きなら、絶対に観ておいた方が良い。
渋くて粋で下衆で洒脱な、猥雑な江戸の華。

ああ、日本人の繊細さって、本当に凄い。


Art『ユートピア ―描かれし夢と楽園―』@出光美術館

若干強引なタイトルか。

日本画や中国美術の中のユートピア観って、やっぱり、基本。
仏教思想が背景にあるので、どこか抹香臭いのだ。

好みの問題だけど、わたしは、こと”ユートピア”に関しては、ヨーロッパ的な感性の方がしっくり来る。
空想の世界くらいは、もっと自由に遊ばせて欲しい。



Art『肉筆浮世絵と江戸のファッション 町人女性の美意識』@ニューオータニ美術館

江戸初期から幕末までの美人画と、江戸の各時期の小袖や小袖模様の見本帳である雛形本を含む約60点を展示。

小袖のデザインの変遷を追うことができて、たいへん勉強になる。

デザイン的にはわたしは、「寛文小袖」が一番斬新で面白いと思う。
インパクトも強いし、ゆったりと鷹揚で良い。
歌舞伎の舞台衣装なんかは、この頃のデザインを参考にしているものが多いですね。

一方、粋なのは宝暦頃から主流になった、いわゆる「裾模様」。
歌川派の浮世絵の美人画なんかに出てくるきものは、ほぼこれ。

確かにお洒落。



Art『旅―異邦へ 日本の写真家たちが見つめた異国世界』@東京都写真美術館

非常に良かった。

日本の写真家たちが旅先で捉えた海外への視線を辿る、という趣向。
ヴィヴィッドで絵画的で、刺激的な名品が揃っている。

「第1章:異邦へ -絵画的風景の方へ-」「第2章:異邦人としての眼差し」「第3章:自己探求への途」「第4章:歴史の証言者としての旅」の4部構成になっていて、どれも見ごたえがある。

わたしは中でも特に、第3章が気に入った。
奈良原一高の「静止した時間」シリーズに痺れる。


こういうものを作りたい、と思うなァ。





こんなところかな?

ほかにもあったような気がするけど、ま、大体こんなものかな。



あ!

セバスチャン・サルガド展(@写真美術館)に行かなきゃだ。


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