スポンサーサイト
--.--.--.-- Posted in スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
■MOVIE■『イングロリアス・バスターズ』 ★★★★★
Sat.21.11.2009 Posted in Movie

ingrourious.jpg



1944年、ナチス占領下のパリ。


”ユダヤ・ハンター”の異名をとるランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)率いるユダヤ狩り部隊によって家族を惨殺された映画館主のショシャナ(メラニー・ロラン)は、ナチス高官が出席するプロパガンダ映画のプレミア上映会の夜、復讐を果たそうと計画を練る。

一方、ナチス軍人を血祭りに上げてきたアルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)率いる連合軍の極秘部隊「イングロリアス・バスターズ」も、ヒトラー暗殺を企て、映画館に潜入していた……。



脚本・監督:クエンティン・タランティーノ。





VIVA、馬鹿映画!!



以上!
(待たんかこら)





いやァ、ヒッジョーに面白かったです。
期待していましたが、期待以上でした。

連休前の週末に、これほどぴったりの娯楽映画はございません。


堪能堪能。



色々と面白いところをあげると、キリがないんですが、とにかく!
良く出来てます。


タランティーノにしては、悪ノリ&悪ふざけ&冗長な台詞の応酬が控えめです。

この人って、映画を撮っているうちにね。

落ち着きのないアホな生徒が調子こいて。
結果的に、学級崩壊を起こすようなところがあるんですけども。

この映画は、正攻法だったなァ。



とはいえ、いつものタランティーノ節も健在で。
彼の、下品の皮を被った、どうしようもない趣味の良さや映画愛。

緻密な構成と、ディティールへのこだわり。

俳優の生かし方の妙やキャスティングの上手さは、もうほんと。

名人芸の域に突入。
実に素晴らしい。


この人の近年の作品は、悪ノリと商売っ気が鼻につくこともままありましたが。
本作は、それもうまく抑えられていたと思います。




パッと見、本作は。



痛快マカロニ・ウェスタン風味ナチスこきおろし馬鹿映画。


ってかんじです。


が、憎いのは。


タイトル・バックのあからさまな西部劇風味で、その辺を、観客に。

強く印象づけておいて。


Chapter2くらいからは、虚虚実実の、ヨーロピアン風味な正統派戦争映画に、ガラッと方向が変わり。


ブラッド・ピット率いる馬鹿中尉の”バスターズ”が前面に出てくると、特攻野郎Aチームかこれは?的なB級アメリカン・アクションに、瞬間的に変容を遂げ。


最終章では、また正攻法の西部劇に戻っていくあたりの、構成の妙。



参った参った。


いけしゃあしゃあと、よくもまあ。


天晴れな作家魂だよ。


わたくし、腹を抱えて笑わせていただきました。



でね。



役者の中では、なんといってもダントツ。


とにかく、このおっさん。




091120-1.jpg



”ユダヤ・ハンター”こと、ハンス・ランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツが、もう、あなた!


最高。


です。




ブラッド・ピットをはじめ、錚々たる役者が熱演を繰り広げますが、皆、完全に。



このおっさん1人に食われとる。



まるで、アフリカのサバンナで。

腹を空かせたライオンの前に放り出された、今まさに生まれたての。

ガゼルの子どものように。


見事なまでに、もりもりな食われっぷり。




何?

何ですかこの芸は?

この味は??



こんなナイスなおっさんが、今まで一体。
どこに埋もれてたんだ?


責任者出て来いやゴルァ!



091120-2.jpg


冒頭のシーンからラストまで、多分。

一番、出番も多いと思うんですよね。
このおっさん扮する凄腕将校は、ある意味。

この物語の、狂言回し的な役どころなんです。


実に美味しい役なんですよ。


腹に一物も二物も三物もあるような、いや~んな軍人でね。

小男でさ。



busterds.jpg



ほぼ常に笑顔で、にこやか。
物腰はソフトで、隙のない身のこなし。

礼儀正しく大胆に。

緩急自在な話術とソフトな恫喝の併せ技で。


手を変え品を変え、人の心理のウラをかき。


人心を手玉にとって、落ち着き払うその軍服姿に。


その腹芸に。



わたくし、ものの見事に。


陥落。



ああもう!

またしても、こんなおっさんの不意打ちに!


してやられるとは!



わたしは、殿とハワードだけでもう、手一杯だというのに!!
(五月蝿い)



ああ、もっとイヤミを言って欲しい!

「足を出せ」とか言われたい!


そんで、目の前で、あっぽーぱいにタバコを突き立ててもらいたい!
(変態)



christoph_waltz.jpg


1956年生まれ。
御年54歳だそうですよ。


どう?


お年頃ですよね?
(非常に個人的に)


4ヶ国語に堪能だそうで。
作品中でも、ドイツ語・フランス語・英語・イタリア語を自在に操っておられましたが。


語学に堪能であることが、こんなにも人を陰険に見せるとは!

素敵!



まぁ、そんなわけで。


ブラッド・ピット君には悪いけれども。



あんたの演技はね。

実はおねいさんはね。


殆ど覚えてなくてね。



クリストフ親父に、全部持っていかれたのね。





ごめんよ!




あ、一応、主役は、ブラッド・ピットとバスターズの面々です。
多分。


でも、クリストフのおっさん1人で、20人くらいのバスターズの雑魚の印象は。

実に、あっけなく。

100万光年くらい後方に、秒速で。

すっ飛んだってことです。



せっかく見せ場も各々。

しっかり用意してもらっているのにねぇ。



おねいさん、おっさんにね。

ついつい、目が五寸釘で釘付けになっちゃってさ・・・。




というわけで、ブラッド・ピット、見事な食われっぷりの巻、でした。

いやでも、わたしは、そんな君が結構好きだよ。



お手!(笑)





というわけで、皆さん。




クリストフ・ヴァルツを観に、この週末は映画館へGO・GO・GOだ!




« 10~11月の落穂拾い | Home | ■MOVIE■ 『母なる証明』 ★★★★ »

comments

またMARIさんのブラッド・ピット論が読めると楽しみにしてたのにー笑。
今回はクリストフ・ヴァルツでしたか!私どうもタランティーノはよく分からないので^^;昔の作品しか観てないのですが、MARIさんのお目がねにかなったヴァルツさん、観てみたくなりました。最後の写真なんて目がとってもいいですね。
いや~な奴を上手く演じられる俳優さんって私も好きなんですよー笑。(でもあくまで品よく)
『クリスマスキャロル』じゃなくて、こっち観ればよかったな。

みいこさん

ブラッド・ピットについては、あら?語ってますよ?
「お手!」って(笑)

タランティーノ、お嫌いですか?
わたしはこの人、大好きなんですよ。初期の頃の作品も好きですけども、トシとって段々成熟度が増してきて、ますます風格のある映画を作るようになってきていると思う。
まぁたまに悪ノリしますけど(笑)、やっぱり非凡な才能の持ち主ですよ。
わたしはこの人の「ジャッキー・ブラウン」とか見ると、何度でも泣きますよ。

クリストフのおっさんは、絶対に観てください!可及的速やかに観るべし!(命令)
この人、これから多分、大活躍すると思いますよ。

凄い役者が隠れていたもんですよ。
わたし、心底参ったもの、ほんと。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。