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■MOVIE■『サブウェイ123』★★★★
Sun.06.09.2009 Posted in Movie

123-top.jpg



ニューヨーク、午後2時。



4人組の男が地下鉄を占拠、乗客を人質に立てこもった。

犯人は無線で地下鉄運行指令室に連絡し、59分以内に市長に1,000万ドル用意させろと要求。

犯人グループのリーダー(ジョン・トラボルタ)に交渉役に指名されたのは、異変直後に無線で交信をした、地下鉄職員のガーバー(デンゼル・ワシントン)だった…。



1974年の映画『サブウェイ・パニック』を、デンゼル・ワシントンとは4度目のコンビとなるトニー・スコット監督がリメイク。

共演に、ジョン・タトゥーロ、ルイス・ガスマン、マイケル・リスポリ、ラモン・ロドリゲス、ジェームズ・ガンドルフィーニら。



原題は、『The Taking of Pelham 123』。



 

オリジナルの映画では、ガーバー役は、なんと。
ウォルター・マッソーだったそうです。


ウォルター・マッソーって、アンタ。

デンゼル・ワシントンとは、ほぼ正反対と言って良いくらい。
キャラの違う役者ですよ。


ああ、それならきっとアレだな、本作とは随分と趣の異なる作品だったんだろうな、と。
そんなことを思いながら観ていました。



そんなわけで、殆ど前知識なしで鑑賞。




なかなか面白かったです。


トニー・スコットの、スタイリッシュなカメラワークはいつもの通り。

タイトル・バックの、空撮によるNYの俯瞰映像、街の雑踏。
火花を散らす地下鉄のレールのアップとその轟音。

犯人グループの面々が、カットバックでクローズされる薄暗い地下鉄ホーム。

わたしなんざは、NYの地下鉄のすえた匂いを嗅ぐと、「ああ帰ってきたな」などとね。
いつも、しみじみするものですが。

あの独特の、地下でまったりと滞留した空気が、今にも鼻先に漂ってくるようでした。





どちらかというと、本作は、どこまでも実直で真面目なデンゼルと、最近ますます悪役が板についてきたトラボルタの、各々のキャラクターの違いを楽しむような作りになっていまして。


ネゴシエーション系のサスペンスとしては、そんなにね。

手に汗を握るような展開ではありません。


てか、これ、いつも思うんですけども。

デンゼル様が出てくるだけでOK。
助かったも同然。


これでもう、衆生(=わたくし)は安心、みたいな。 


彼はそういう役者でございますからして。



123-2.jpg





そのデンゼル様は、相変わらず巧く、手堅く。
お素敵でいらっしゃいます。

聞くところによると、今回、役作りのためにかなり増量されたそうで。

下腹がせり出ておりますけども。


がために。

彼の、殆ど唯一のウィークポイントである(と、彼の生舞台を間近で見たことのあるわたしは確信している)ところの。


「あら、デンゼル様ってば、意外とおみ足がお短くていらっしゃる」


的なところが、常より目立っておられますけども。


ついでに、メガネがどうにもダサい、とか。



「ヒゲがあるとフツーのおっさんだなこりゃ」



的な気にも、若干。

させてくださいますけども。



でも、格好良いですよ。
(どっちだ)



ま、でも、本作ではどちらかというと。

トラ(トラボルタ)の方が、美味しかったかな。


123-1.jpg


最近のトラを見ると、わたくしは、反射的に。

「ごんずい」という単語が脳内に浮かびます。


なんかそんなかんじ。
(どんなだ)


彼、キレ演技が良いんですよ。
特に、太い首筋から、肩と背中にかけてのラインが、凶悪な匂いがしてね。

なんかこう、「図らずもトチ狂った」感が、そのむっくりとした体の中に充満している感あり。

なんか溜めているな、と。



作中では特に説明がないんですが、このライダー役って多分、いわゆる「白人」の設定ではないような気がします。

本名が出てくるシーンがあって、それは別に、エキゾチックな名前ではなくて、一般的なメリケンの姓名なんですけども。
でも、明らかに、トラのメイクや役作りが、有色系の人種を意識しているんだよな。

そこがちょっとね。
引っかかるというほどではないですが、気にはなりました。


個人的には、ライダー=元ウォールストリート・ガイっていう設定も、多少引っかかりましたたけども。

いや、アメリカ社会の私怨とね。

ハリウッドの大衆迎合主義を垣間見せられたような気がしてさ。



まぁ、そんな感じで。


サスペンスとしては常道、アクションも突っ込みどころが多いですけども。

NYが舞台ってことで、わたしの採点は若干甘くはなっておりますけども。


ジョン・タトゥーロが役に立たねぇ!とか。

人質がえらいことなおざり、とか。

ネズミに齧られたくらいで誤射してんなそこのうっかり八兵衛さんよ!とか。


最初っからヘリ飛ばせボケ!とか。


色々。



ま、でもね。


ジェームズ・ガンドルフィーニの、女好きでへらへらと軟派だけどいざというときには頼りになるぜイヨッ市長な演技も楽しいですし。


わたしは、この人のファンなんですよ、昔から。



ので、俳優鑑賞的には、ほどほどにおすすめ。




・・・わたしは、とりあえず、旧作を見てみることにします。



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comments

この映画、ポスターのデンゼルに全くオーラを感じなかったので、観ませんでした。
ガンドルフィー二が市長ですか?
うーむ。観ればよかったです。

yokoさん

デンゼル様は多分、あえてオーラを消しているんじゃないかと。
市井のフツーの人っていうコンセプトの役作りだと思います。にしては、相変わらず強くてしっかり者なんですけども。

ガンドルフィーニ、良いですよ!登場から退場まで美味しいです。わたし、最近太っちょオヤジも好きになってきたような気が・・・。
オリジナルとはラスト・シーンが変わっているらしく、どうも旧作の方が、そこも含めて面白そうなんですよ。近いうち、そちらもチェックしてみます。

これ、珍しく試写会に誘われて観に行きましたよ!何年ぶり~?みたいな試写会(笑)。
やっぱりNYの地下鉄ってのは映像みるだけで音とか匂いを想像できるよね~~、うんうん。普通の人すぎるデンゼルワシントンと対照的にどんどん甲高い声でキレてくジョントラボルタが面白くて、結構楽しんだな~。
ラストシーンの場所が個人的に想い出深いんで、あそこを1人歩くトラボルタに思わず身を乗り出したりして(笑)。
終わった後「面白かったね~」以上!みたいな感想もまたよし、ということで・・

nanaさん

わたしには、トラはどーみても、Wallstreetの切れ者投資家には見えませんでしたけどね・・・。
数字に強いって、オマエそれは嘘だろう誰がどう見たって!的な。
でも、彼、可愛いからね。キレ演技はいつものとおり良かったですね、駄々っ子みたいで。

旧作では、ライダーは第3レールに自ら触れて感電死するんですって。
そっちの方が、絶対良いですよね。そう思いません?

だって、あんだけ地下鉄を使ってて、鉄道以外の小道具で死ぬのはなァ。
片手落ちだよなァ(笑)

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