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Thu.30.07.2009 Posted in flowers

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ダウンタウン・ブルックリンにある、小さな小さな彼の店。

ここに、何度通っただろう。




友人に連れられて初めて行ったときから、彼は、わたしの名前を覚えてくれた。


彼はスロヴァキア人で、ニューヨークで花を勉強したという。
吹けば飛びそうな、本当に小さな店。


ケミカルなものは一切使わない。
花屋にはアタリマエのように置いている、輪ゴムやワイヤーの類も一切ない。

隅から隅まで、彼のこだわりと美意識が行き渡っている店だ。


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わたしは、店内を一目見て、とても気に入って。

花や花器やカードを、気の向くままに毎日買った。


ある日は、赤を中心にした夏の色合い。

またある日は、数種類の野草やハーブで、まるで田舎のガーデンのような優しい雰囲気。


小さな店だから、花の数は、ごくごく少ない。

でも、本当に、選りすぐられた新鮮なものばかり。


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店で買った花を使って製作したブーケを彼に見せたら。

彼は驚いて、そして、黙って。

写真を随分長いこと見つめてから。


「You have a big talent」とつぶやいた。


わたしが指定する花や色合いの葉は。
市場にもなかなか出ないようなもので。


出ていない場合は、これこれこういう風な花を入れてね、と細かく注文をするわたしのために。


彼は、マーケットに行って、仕入れをしてくれた。


そして「代わりにこれはどうだろう。君が気に入ってくれると良いけど」と言って。


わたしの好みそうな花を、きちんと手に入れてくれるのだ。



うれしくて、花を作るたびに、彼に見せた。


彼は喜んで、そして、わたしの考えやイメージを。

わたしの作るものの中から、読み取ってくれた。





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まだ開店前の店内。


朝の明るい太陽の下で、彼の小さな息子のDidyと二人。

バケツに汲んだ水で、水遊びをしながら。


7月25日の夜のための花を選んだときの、あの安らかで。

満たされた気持ちを。


多分、わたしは一生、忘れないだろうと思う。




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