スポンサーサイト
--.--.--.-- Posted in スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
『High Spirits』  ③
Mon.29.06.2009 Posted in @Theater

徒然なるままに書き散らかす舞台覚書、その3。

ミュージカル・ナンバーについて。




今回のThe York Theater版は、何せ。
オリジナルの舞台よりも、遥かに小さなプロダクション。

小バジェット用に演出をしておりますので。

オリジナルの脚本からの変更点が、わたしにわかる範囲内でも、結構あったんですが。

スコアについては、ほぼ。
原典通りでございました。

ただし、順番を入れ替えたり、曲を縮めたり的な工夫は、随所にありました。


そして、個人的に非常に重要なことは。


通常(というかオリジナルでは)、この芝居は、霊媒のマダム・アカーティーが主役的なポジションでね。
最も美味しいところをもっていくんですよ。


が、本プロダクションに関しては、ここが大きく変えられておりまして。


どのように変えられていたかというと、マダム・アカーティーのソロは、3曲しかないの。
それも、1曲は、ほかのキャストが後半コーラスに入りますし。

二幕の2曲は、メドレーになっていて、見せ場というには弱い。



実のところ、本作ではね。



一番出番が多いのは、チャールズ。

一番美味しいのも、チャールズ



・・・・・・。


万歳!
(力一杯)


生きててよかった!!
(滂沱)



まぁ、正味な話。

歌唱の実力から言ったら、順当な改変だとは思います。
思いますが、わたしゃあね。

ほんっとーに嬉しかったんですよ・・・。


1回目を観終えた後、しばし呆然としたもの。

嬉しさのあまりですよ、もちろん。
ここまで、わがおやっさんがフューチャーされているとは。

神ならぬ我が身。

さすがに想像だにしておりませなんだ。


チャールズ役は、クレジットがない場合でもね。
新旧両ヨメが歌うナンバーでは、大概、必ず絡みますしね。


ほぼ出ずっぱりなんです。

つまり、この役は、本プロダクションにおける事実上の主役なんですよ。


どうしよう、神様!
(嬉し泣き)




以下、曲目でございます。


<ACT ONE>
Was She Prettier Than I?  (Ruth)
The Bicycle Song (Madam Arcuti & Voices)
Go Into Your Trance ( Madam Arcuti with Charls, Ruth, Mr.& Mrs.Bradman)
You'd Better Love Me (Elvira)
Where Is the Man I Married? (Charls & Ruth)
Where Is the Man I Married? (Reprise)
Forever and a Day (Charls & Elvira)
Something Tells Me  (Elvira)
I Know Your Heart  (Charls & Elvira)
Faster Than Sound  (Elvira & Charls)


<ACT TWO>
If I Gave You (Charls & Ruth)
Talking to You (Madam Arcuti)
Something Is Coming to Tea (Madam Arcuti)
Home Sweet Heaven (Elvira)
What In the World Did You Want? (Charls , Elvira & Ruth)
Something Tells Me (All)



また、どの曲も、とっても良くってねぇ~。

派手さはないけど、都会的で、実に洗練されていて。
洒脱なナンバーが揃っているんです。

ほんとうに、素敵なの。
お洒落で、センスが良いのね。

歌詞も良いしね。
歌い上げ系じゃないしね。

昨今流行りの、歌バカ・ミュージカルのカケラもなくてね!


印象としては、プレイとミュージカルの、丁度中間くらいなかんじ。


こういうテイストって、わたしの直球ド真ん中ストレートなんです。



CDで聞いているときは、わたしが一番好きだったのは。
二幕で、エルビラが歌う”Home Sweet Heaven ”でした。

悪女が悪態をつく系の、ブルース進行のスコアで。
不敬と言えば不敬、不埒と言えば不埒な内容の曲なんですけどもね。

粋で可愛いのよ、これが。
歌詞がサイコーなの。

実際、本舞台でも、この曲は目玉の一つになってはおりましたが。


実際に舞台を観たら、わたくし個人的には。
チャールズが見せるはしゃぎっぷりが可愛すぎて、アンタそれもう犯罪だろ!な。

一幕の”I Know Your Heart”が、もうね。

最高に楽しかったです。


この曲はね。

コケティッシュな恋女房の幽霊が仕掛けた罠に、わかっていてもほだされていく。
そんな阿呆で調子のよい男心を、実に軽快に表現したナイスな曲なんでございます。


ほろ酔い加減のおっさんが、女房に乗せられていい気になってね。

時折、屋上から落っこちそうになりつつ、チャラチャラと踊りながら歌うのね。


オマエが考えていることはわかってるぞ。
その目を見れば、何を企んでるか、全部書いてある。

そんな可愛い、イノセントな顔をしても、俺には通用しないぜ、的な。


そんな内容。



よう言うた、おっさん。


その言葉、アンタに。



熨斗つけて叩き返したるわ!! 
(わたしの心の叫び)



キザで、チャラくて、ええ格好しいで、素直でね。
本人はヨメを追い込んでいるつもりが、実は全然、彼女の手の平の上でコロコロ転がされているのね。


オマエは犬か?的な。

ほれほれその鼻先にエサがあるぞ、的な!



最後には、キス・シーンまであるの。




これは、何ですか?




わたしに死ねと仰るので?




・・・つづく。
(かも)


« Freedom | Home | トニー寸評 »

comments

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。