この型は「第一応用傾真型・投入」と言います。
芍薬とりょうぶを活けています。
華道の基本は、「真・副・控」の三枝で形作るんですけども。
この型は、基本型から真・副を入れ替えて、さらに副を右斜め後方15度に傾けたもの。
りょうぶの枝はかなり長く、安定度に欠けるため、花器の中を十文字止めにしています。
ブーケを作ったり、あるいはアレンジやリースを作るときは、ほとんどね。
本能のままというか。
あまり何も考えておりません。
神経を使うのは、わたしの場合は色合わせと、できるだけ旬の花を用いるってことくらいで。
あ、アレンジなんかは、全方位から見て綺麗にってのは考えますよ。
床を背にするいけばなと違って、アレンジは、センターに置くことが多いから。
その点、いけばなというのは、一応セオリーがきっちりあるんでね。
自由に活けることも多いけど、教科書通りに真面目に勉強することもします。
もっとも。
いけばなにしてもアレンジにしても、ブーケにしても。
基本の技術を覚えてしまった後は、要するに。
即興力とセンスの問題だろうと思っております。
創作物って何でもそうでしょうけどもね。
こちらは「第一応用傾真型・盛花」。
カーネーションと、りょうぶ。
それにプラスして、投入れのときに掃った、芍薬の葉を使っております。
従枝を思い切り低く使って、奥行きを出す。
そうして、空間を大きく使うのがポイント。
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