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光陰矢のごとし
Fri.05.12.2008 Posted in @Theater

ついうっかりスルーしておりましたが、あれからもう。

はや1年が過ぎていたんでした。




あれといえば、アレですよ。
あの悪夢。


Broadwayのストライキ。


去年の11月10日から29日まで。

実に延々と19日間もの間。
on Broadwayの、ほとんどのショウがダークになったあの日々から1年余。



早い!



・・・ってのを、今日、いきなり。
ヨガをやっている最中に、急に思い出したのでした。


頭がカラッポになると、突然。
すっかり忘れていた(てか普段は忘れている)記憶が蘇ることってないですか?
わたしだけか?



いや、でも、あのときは、冗談掛け値なしで。

ほんと、大変だったの。
人様の前では努めて平静を装っていたものの、内心は、日々。

もう、ドッキドキでしたよ。
毎日胃が締め付けられるような思いで一杯一杯。

だって、わたしの渡米の目的は、9割方は劇場とその周辺にあるわけで。
ショウが観られなかったらどうするよ?


結局、FIXしてあった日程を、すべて一旦白紙に戻して。
一から全部、手配し直しましたからね。

しかも、出発予定日の3日前になってから!


予定通りの日程で行っていたら、ストと丸被りでした。


水際で回避できたのは、ひたすら幸運だったことと。

何よりも、篤い友情に恵まれていたおかげ。


本当に有難かった。

080206.jpg


わたしがNY入りしたのは、スト明けの翌日のことでした。



わたしはこれでも、一応。
カタギの職業人でございますので。


あれは、我ながら、本当に力技だったと思います。
よくやった!

えらいぞ!>自分。


いざとなると自分。
結構、根性も決断力もあるんだな、と。

思い出すと、自分で自分に呆れる感心します。


だって、大阪行きの日程を変更するんじゃないのよ?
New Yorkはアメリカだよ?
(アタリマエだ)





とにかく、ハワードをはじめ、国内外の友人たちの、全力のサポートがなければ。
わたし1人ではとても、あんな離れ業は不可能だったと思います。





もう時効だろうと思うので、書きますけども。

あのストの真っ最中に、寒空の下で。

ステージハンド衆に混じってピケ張りに参加していたハワードから。
旅行日程を延期しなさい、という連絡をもらったときは、わたくし。



号泣でした。
ほんとに。

泣けて泣けて、どうしようかと思うくらいだった。


嬉しさと安堵のあまり、その場でへたり込んでしばらく。

立ち上がれなかったあの瞬間の気持ちを、今でも。
まざまざと思い出せます。

仕事をしている最中だったんですけどね。


腰が抜けるってこういうことなんだって、体でおぼえましたよ・・・。




で、その直後。

とうに発券済だった航空券をキャンセルしまして。
新たな日程で、フライトの予約を入れ直したんです。


と言っても、10日ほど後ろにずらしただけですけどね。


しかし、その時点ですでに。

早割なんざあろうはずもなく。
正規運賃ですよ。


ANAの正規運賃って高いのよ。

もっとも、金銭の大小は、あのときのわたしにとっては瑣末なこと。
どうでもよかった。


ここで行かなきゃ女がすたる・・・てか。
行かなきゃあかんだろう、と。

ただそれだけ。

ここまできたらもう、あとは「信頼」の問題だと思った。

その気持ちに応えないでどうする!
わたしにとってこんなに幸せなことってないだろう?


結局は、再手配した出発の2日前だったかな?
特典航空券が降りてきたので、万事OK。


ストの解除は、直前まではっきりした日時は読めませんでしたけども。

一度腹を括ってしまっていましたから、もう怖いものはなかったです。
まぁ、収束時期の、大体の見当はついていたっていうのもありました。

最終的には、出立の前日ギリギリになって、ようようスト解除が公式に発表になりまして。
晴々と、無事に旅立ちました。



いつものことながら、実に強運でした。



そんなこんなで果たしたNY入りの、当日のソワレでの。
カーテンコールのハワードの、あの弾んだ調子の第一声を。

再会したときの彼の朗らかな笑顔を。

わたしはきっと、生涯忘れることはないだろうと思います。


とても幸せだった。


Majesticで泣いたのは、あのときが初めてでした。


こんな極私的ストライキ顛末の詳細は、当時はごく少数の方々にしか明かせなんだ。
でも、1年経ったので。

自分のためにも、書き記しておきます。



思い返すと、わたしにとって。
あれは、ひとつの大きなステップだった。

結果的に。


「はじめの一歩」ってやつだな。


saldis.jpg




そうかぁ。
あのときからもう1年か。


・・・・・・。



今、アメリカは、第2次恐慌か?とまで囁かれるほどの。
未曾有の経済不況の真っ只中で。

Broadwayも、例外ではなく。
というよりも、その打撃をもろに受けております。

興行成績が一気に落ち込み、ロングランも、幕を開けたばかりの新作・準新作も、次々に。
軒並みクローズが発表される日々。

胸が痛いです。


でもね。


1年前のスト明け直後の劇場の、あの、華やかな。
静かな幸福感。

そして、温かい愛に満ちた雰囲気を思い出す度に。

ああ、多分、きっと。
今回もBroadwayは、そしてNYは、大丈夫だろうな、と。


心のどこかで確信している自分がいます。


今まで、どんな状況にあっても、必ず立ち直ってきたこの街の底力を侮ってはいけない。
たかが不況ごときで、芸術を愛する人々の魂の炎が消されることはない。


そこに劇場がある限り。
舞台を愛する人々が、今夜も街に集い続ける限り。


New YorkがNew Yorkである限り。


大丈夫。



SHOW MUST GO ON!


I Love New York, And I ALWAYS LOVE Broadway.


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